集中力が欲しい。判断力をつけたい。アイデアが出せるようになりたい。と思ったら読む本。
本日ご紹介するのは『あなたの脳のしつけ方』です。
著者は中野信子さんです。
割と人気があるみたいで、「気になってた~」という方もいるのではないかと思います。
今回は読んでみて、自分なりに「これはいい」と思ったことを抜粋してあげますね。
集中力のしつけ方
・集中力を高めるためには、散漫にならないような環境を整える。
スマホを遠ざける。切る。雑誌も写真も遠ざける。
・あえてキリが悪いところでやめる。
途中ですから、それから離れている間もなんとなく気になっている。
だからこそ、再開したときにすんなりと集中状態に戻ることができる。
・とにかくやりはじめる。やる気はやりはじめてから出るようにできている。
判断力のしつけ方
・脳には判断は早いけれど間違えやすい「xシステム」と、判断は遅いけれど合理的な「cシステム」がある。
「xシステム」は反射です。動物的な器官です。
「cシステム」は、ものごとを長期的な視点に立ってより正確に、合理的に判断できるシステムです。これを働かせて余計な情動を抑えられる人は、生涯を通じて“勝者”となりやすい。
・「Çシステム」を鍛えるコツは、目先の利益よりももっと先の大きな利益に目を向けること。
・「Çシステム」を鈍らせるのは「睡眠不足」もう一つは「アルコール」。
アイデア力のしつけ方
・“右脳派”“左脳派”に科学的根拠はない。
・新しいアイデアは実はない。アイデアは思いつくものではなくて、「過去から拾ってきて応用するもの」。そのためには歴史を知る。肝心なのは、過去のアイデアなり解決策を、目の前の問題と結びつけてアレンジすること。そういった能力は鍛えることが可能で、それには歴史小説や『孫子の兵法』がよい。
・まねをする。人の脳は何かを模倣することで新しいことを身につけるというのが基本プロセス担っている。新しいアイデアを生むにも“真似”から入るのが有効。
努力のしつけ方
・努力できるできないは生まれつきの脳の構造による。
・努力できない人は、ものごとを効率的にこなす能力がある。
強運力のしつけ方
・人は必ず「幸運な人」と「不運な人」に分かれる。
・運がいい人と悪い人の差はどんどん開いていく。
・運がいい人になりたるためには「知能」を身につける。それはちょっとした習慣を変えるだけでいい。本を読む・映画を見る・人と会って話す。そうやって知識や経験を積み重ねる。
・日頃から「ものごとを短期的に記憶する」を意識的に行う。
・自分が勝てる場所を探す。
読むだけでも楽になる
ザッとこんな感じですね。これはあくまでも、ぼくがいいと感じたところの抜粋です。他にもまだまだ有益な情報が載っています。
「記憶力のしつけ方」「モテ力のしつけ方」「愛情力のしつけ方」の項目もあります。
今回の記事ではあえて避けましたが、本書にはちゃんと脳科学的な根拠も記されています。
人にはAタイプとBタイプがいて、Bタイプの人はここが駄目だけど、この方法を使うといいんじゃないでしょうか。という具合に提案してくれます。
読むだけでも随分と楽になりますよ。
ホイじゃ、また。