「ハッタリの流儀」を読んで、意外な答えを知る。
ぼくは小説をもっと読んで欲しいなと思っている。
何故ならば小説を読んでも役に立たないから。
だからこそいい。
人はそういうものに時間を費やすべきなのです。
それに比べてビジネス書は役に立つ。
だからこっちの方が売れる。
ぼくもついつい買ってしまう。
本当はもう手を出しなくないのに。
ビジネス書がいけないのは、
①読みやすい。すぐに読める。
②なんか元気になって、なんだか達成感がある。
③それが味わいたくてまた買う。
ビジネス書をついつい買ってしまう悪のループだ。
こんなものにはまり込んで散財することはない。
ビジネス書を買った場合の正しい行動は、
いいと思ったことを実行に移すことである。
それが自然とできるようになるまでは、次のビジネス書には手を出してはいけません。
そう自分に言い聞かせているのだが,また買っちゃった。
また、やっちゃいましたー。
はてなでブログをやっている先輩が勧めてる記事があったんすよねー。
それでつい買っちゃっいましたー。
その本は、
「ハッタリの流儀」です。
まず表紙が悪い。圧倒的に悪い。嫌悪感すらある。
なんだこれは!
これ実は仮面なんですね。ホリエモンの能面です。
本書を読んでいくと分かるのですが、
「ハッタリという仮面をつけて自分を大きく見せて突き抜けて行こうよ」というメッセージがこの表紙に込められているのではと思います。
でも、やっぱり気色悪い。
内容はいいですよ。
彼の著書は初めて読みました。
彼のイメージといえば「人を常に見下している」。
ところが読んでみると違う印象になります。
できない子に優しく教えてくれているイメージです。
ホリエモンというだけで嫌悪する人がいる一方で、
絶大な支持者も存在するのはこういうところでしょうか。
本書のポイントは3つ。
①「とにかく大きなことをいえ」。
それを「ボケ」とまでいっています。漫才のボケです。
人を笑わせるための馬鹿話のようなことをいえといているのです。
そういうものに人はお金を出そうとするものだそうです。
②「いまできないことをできるといい切る」
まさにハッタリです。できないのですから大嘘です。
でも彼はできるといい切って仕事を引き受けてきたそうです。
すごいのはここから。そのままではただの嘘つきです。
それを嘘にしないために、猛勉強をして、それまでの自分ではできなかったことを
できるようにして仕事をこなしてきたそうです。
そうやって次々と仕事を引き受けて成功者に上り詰めた。
こんなことは普通の人ではできません。
やはり彼は特異な人でしょう。
まずできる実力がないことをできるとはいえない。
辻褄を合わせるために自分を急速にレベルアップさせることなどできない。
そのプレッシャーに耐えられない。
彼の強気な発言はそれを何十年もやってきた実績からくるものなのでしょう。
とにかく精神力が強く、吸収力も抜きんでている。
成功するべくして成功した人といえます。
③努力をしよう。
意外でした。一番意外でした。
「こんなのちょっとやればできるでしょ。馬鹿じゃね」がホリエモンだと思っていたのですが。
とにかく堀江さんは努力を惜しまないらしい。
以下抜粋。
目先の苦労を避けることは出来ない。ラクができる状況のようなものは、大きな苦労をした先にこそ待っているものだ。
スタートは誰だってゼロ。それに何をかけてもゼロ。
ゼロを1,2,3と積み上げて,
掛け算のベースとなる値を獲得しなければならない。
「努力」が楽しくないうちは甘いとまでいっている。
自転車が乗れないこともは自転車が楽しいとは思わない。
それを練習して乗り方がわかってくるからおもしろがれる。
今の仕事が自分に合わないから転職をする。しかし、その数か月後にまた同じ理由で転職をする。それは仕事がつまらないのではなく、仕事ができないだけ。仕事はある程度できるようにならないと面白くならない。
だから、まずガムシャラに徹底的に、とことんやり切って自分のレベルを上げること。
楽しくなるまで一回「努力」をしてみよう。
↑
これならばできそうですね。
努力しろといわれても、その努力の仕方がわからない。
答えは楽しくなるまで。
ビジネス書を買った場合の正しい行動は、
いいと思ったことを実行に移すことである。
自分に言い聞かせている言葉です。
実行しやり続けたいと思います。
堀江さんがときおり見せる見下す態度は、
ろくに何もしないのに批判ばかりする人、
大した努力もしていないのに投げ出す人、
に向けられているのだと感じました。