ミスをしたくない人。ミスが多いと指摘された人。
皆さんはミスが多いタイプでしょうか。
ミスが少ないタイプでしょうか。
ミスが多いのならば、なくすための対策がしたいですよね。
そんな方にオススメの本を紹介します。
『絶対にミスをしない人の脳の習慣』です。著者は樺沢紫苑さん。
- ミスの「4大原因」
- ミスと「うつ病」の関係
- ミスを防止するためのノウハウ①「入力」
- ミスを防止するためのノウハウ②「出力」
- ミスを防止するためのノウハウ③「思考」
- ミスを防止するためのノウハウ④「整理」
- 自分の学びとすること
- おまけとしてひとこと
ミスの「4大原因」
・集中力の低下
(脳内物質の低下で、注意力散漫になる)
・ワーキングメモリの低下
(脳内で、記憶を一時的に保存するスペースが容量不足になる)
・脳疲労
(「うつ病」の一歩手前の状態。ストレス過多な生活を送っている人が陥りやすい)
・脳の老化
(加齢によるもの。脳が冴える生活習慣で何歳からでも「若々しい脳」はつくれる)
これらを根本的に解決するための行動習慣を解説していくのが本書の目的です。
ミスと「うつ病」の関係
著者は精神科医です。数多くのうつ病患者さんと接してきた経験があります。
そこからわかったことは、
うつ病の患者さんはほぼ例外なく、その初期段階において「ミスが多くなる」。
つまり、ミスが増えるということは「脳が疲れていますよ」「脳が正常な判断や情報処理ができなくなっていますよ」「このまま放置すると、ひどいことになりますよ」という「警報症状」と考えることができるそうです。
ミスを見過ごさず、
自らの脳の状態を知るためのバロメーターである、と捉えることが必要なんですね。
ミスを防止するためのノウハウ①「入力」
ワーキングメモリを鍛える。
同時進行せずに一点集中。
メモを取るときは重要なポイントだけに絞る
資格試験などの勉強で脳を活性化。
ミスを防止するためのノウハウ②「出力」
ミスをしやすい時間帯や曜日を避けよう。
TO DOリストを活用しよう。
「調整日」をもうけよう。
まずは30点でいい。そこからブラッシュアップしていこう。
ミスを防止するためのノウハウ③「思考」
ここでミスしやすい思考パターンを根本的に治療する。
ステップ1・自己洞察
ステップ2・原因究明
ステップ3・対策
自己洞察力の重要性。
自己洞察力の強化には日記がいい。
「ミスしたらどうしよう」ではなく、「ミスしたらこうしよう」を用意しよう。
雑念を排除するための「ルーティーン」を持とう。
ミスを防止するためのノウハウ④「整理」
脳内の感情とストレスを整理しよう。
「何もしない時間」を持とう。
就寝前の2時間はリラックスしよう。
7時間以上の睡眠をとろう。
以上。内容をザッと紹介しました。
一度読んでみてできることをしていけばいいと思います。
自分の学びとすること
この本を読んでまず自分が気づいたことは「欲張りすぎ」です。
94ページに「メモ魔ほど理解が薄い」と書かれてあるのですが、これは自分のことだと恥ずかしく思いました。
学んでやろう。吸収しようとしているのですが、それが過ぎる。結果はあまりよろしくない。
それをやめて「3つ」くらい得られるものがあればそれで良しとする。
この余裕みたいなものが自分には必要だと感じました。
カリカリと慌ただしくしてしまって、ミスを連発。これでは信用を得られません。
自らの状態を判断する自己洞察力の強化。
休憩時間などはスマホで情報収集みたいなことはやめて、何もせず脳内を整理。
7時間以上の睡眠時間を確保。そのための就寝2時間のリラックス。
ワーキングメモリの鍛え方なども載っています。
「睡眠」「自然の中での運動」「ウォーキング」などです。
これって健康な生活習慣そのものですよね。
つまりは、
良き生活習慣を身につけることが、ミスをしないことにつながっているのですね。
おまけとしてひとこと
本書では脳が冴える方法として、「資格試験」をすすめています。
ぼくがオススメするのは「漢字検定2級」です。
ちょっとがんばらないといけないレベルですが、
がんばれば必ずとることができます。
その記事を書いていますので参考にしてください。