toohiiのお一人様がいい

1人が好きな男がいろいろと吐露します。

ソリタリーについて、自分の過去を振り返ってみる

ソリタリーを自覚しているぼくですが、

はじめからそれを実感していたわけではありません。

ほんの最近のことなのです。

 

随分とかかりました。

こういうのはなるべく早く分かった方がいいのではと思います。

 

そこで今回は自分の過去を振り返ってみます。

自分に起きた過去の出来事やそれについて考えたことが、

「自分はソリタリーかも」と思っている方の参考になればと思います。

 

今現在は友達がいない状況を自分で選択しましたが、

かつては多くはありませんが、いました。

 

時折、「友達がいない」という人の話を聞くと、

「はぁ?どういうこと?」

「友達なんて普通にできるじゃないか」

などと考えていたくらいです。

つくろうとしなくても、ごく自然な形で友達がいたということです。

 

小学校の入学式が終わったあと、

同じクラスになった子たちとすぐに遊ぶ約束をしました。

家に一度帰り、約束の場所へ行くと

出席番号が一番であるぼくに向かって「一番」と言いながら

二人の友達が走って迎えに来てくれました。

まだ名前すら覚えていない状況でも、すぐに友達ができていたのです。

 

変化を感じたのは五年生くらいでしょうか。

とても仲良くしている友達がいました。

でもある時点から

ぼくはその友達を避けるようになってしまったのです。

なんだか嫌になってしまったのです。

 

友達は困惑してしまって

「何か悪いことをしたのかな」とぼくに問いかけて来ました。

謝っても来ました。

その友達が悪いのではありません。

ぼくが勝手に避けたのです。

 

避けた理由は苦しいから。

 

ぼくは自分では心にはコップがあると考えています。

他人からの友情を含めた愛情はそのコップに注がれていく。

ぼくはそのコップが小さい。

だからすぐにあふれてしまって、苦しくなるのです。

 

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友達がぼくともっと仲良くなろうと近づいてきます。

コップに愛情を注いでくれている状況ですが、

ぼくにとってはそれが苦しい。

結果避けてしまう。

 

結局その友達とは絶交してしまいました。

 

その繰り返しです。

友達は割とすぐにできるのですが、

ある境界線を越えるとぼくの中でストップがかかります。

今まで仲良くしてくれていた友達にとっては訳が分からないでしょう。

やがて友達は去って行ってしまいます。

ぼくはそれを追おうとはしませんでした。

 

顕著に出たのは高校の時です。

クラスのメンバーが数人で固まって談笑しているのを見ては

「群れてんじゃねえ」

と思うようになりました。

ただ単に一人でいるのが怖いから、おもしろくもないのに

おもしろいおもしろいと話を合わせているのだろうと

思っていました。

(そうやってみんなで何気ない話をして、

ワイワイと盛り上がること自体が目的であり、

そういう行動が人間にとってはとても重要であるということを

数年後にラジオで知りました。)

 

友達をつくらず、一人でいるぼくに担任の先生が

「お前が間違っている」と指摘してきましたが、

ぼくは聞き入れませんでした。

 

ぼくは校則を守り、授業の妨害もしない。

他人の邪魔はしていないのです。

クラスでやらなくてはないないと決められていることには

参加していました。(

義務は果たしているのです。

話が合う奴がいないので一人を選んだのです。

 

あの教師はいまでも駄目教師だと思っています。

 

そもそも、小中高は閉鎖空間です。

故に異質なものは攻撃の対象になってしまいます。

いじめです。

ぼくは幸運だったのかその経験はありませんが、

集団から外れてしまう子が逃げ込める場所があった方がいいと思います。

(あるのならもっと周知すべき)

不登校を選択せざるを得ない状況に陥らせるのは学校の怠慢です。

 

 

こんなぼくですが、大学生活では積極的な他人との交流を試みました。

まだ自分が一人が好きであるとは確信していなかったのです。

 

親元を離れ一人暮らしを開始し、住まいはシェアハウスのような物件にしました。

(シェアハウスというには憚られる、おしゃれ感ゼロの古い建物でしたが)

大学に行けば話が合う奴はいるだろうと思っていましたし、

友達とワイワイやっているのがいいだろうと考えたのです。

 

すぐにメンバーと親しくなり、一緒に食事の準備をしたり、お酒を飲んだり、

同じところでのアルバイトもはじめました。

 

三ヶ月くらいしたころでしょうか。

ぼくの気質が出始めます。

 

友達といっしょにいることがつらくなってきたのです。

小中高のうちならば家に帰ってしまえば一人になれます。

ところが家で一人でいることが難しくなってしまったのです。

共有スペースがあるのがシェアハウスですから。

 

自分の部屋にいても友人が部屋に入って来てしまいます。

今は一人になりたいといっても聞き入れてくれません。

 

ぼくが友達と距離を取ろうとしても、

その距離を詰めようと近づいて来ます。

 

結局は大ゲンカになりました。

 

それがきっかけで彼らとは距離ができたことはよかったのですが、

契約で一年は住まなければならず、

残された期間はノイローゼのようになってしまいました。

 

その後社会人になってからの親しくなった人がいて、

その人も大学生活は寮だったようですが、

いつも友達に囲まれていて楽しかったといっていました。

普通はそういう生活は楽しいものなのでしょう。

 

ぼくには全く合いませんでした。

「自分はソリタリーかも」と思っている方はお気をつけください。

 

続きはまた、別の機会に。

 

でわ。